ぼっち族の休憩所

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日本の読解力の低下を嘆く論調はたびたび見られる。


3年1度行われる国際学習到達度調査(PISA)では、2015年は8位、2018年は15位と順位を下げていた。しかし、2022年では3位と高い順位を示した。


国際学習到達度調査(PISA)とは、
15歳を対象に読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野について、経済協力開発機構(OECD)によって3年ごとに実施されている世界的な学力調査である。


データ上は全体的に問題ないという結果が出ているが、一方で日本人の読解力低下は今でも話題になる。


では、実際はどうなのだろうか。


考察してみたいと思う。


読解力が低下しているとしたら原因は?




国際学習到達度調査(PISA)によると、日本の読解力が下がったのは2015年、2018年。


この時期、なぜ下がったのか。


考えられる主な原因は、スマホである。


NTTドコモ モバイル社会研究所によると、15歳から79歳の男女を対象にスマホの所有動向を調査した。2015年にスマホの普及率は50パーセントを超え、2018年には74パーセントを超えた。


NTTドコモ モバイル社会研究所 2024年調査


この頃に多くの人が新鮮なSNSやスマホゲームなどに触れるようになったことを考えると、誰もが夢中になっていたのではないだろうか。


スマホ依存とも呼ばれ、社会問題として取り上げらるようになった。


単純に勉強時間を奪ったからでもあるが、短文で口語的な文章を読み書きするようになり、読解力が低下していったのだろう。すると、使う単語が狭まり、単語の意味が分からないことが増えてくる。


スマホがあるから単語の意味を調べるかと言えば、ほとんどの人はしない。
だいたいの人は調べず放置する。前後の文脈でなんとなく理解できるからだ。


たとえ解釈が間違っていたとしても、自己完結できることなら間違っていても指摘されない。
そのまま大人になり、仕事や人間関係などに影響を及ぼしているかもしれない。


その後、2022年では回復している。


これはスマホが当たり前の世代がテストを受けているからではないだろうか。


依存性はあるものの、SNSの殺伐とした雰囲気に疲れてしまい、それほどスマホに傾倒しなくなったため、勉強するようになった可能性がある。


動画配信サービス、ゲームもいずれ飽きが来るとやることがなくなり、将来に重要な勉強した方がいいと思い、勉強する人が増えたのではないだろうか。


2022年に順位が上がったのは、コロナの影響が他国と比べて少なかったからではないか、という意見もある。


なので、2025年のテストの結果を待った方がいいかもしれない。



読解力低下によってどんな問題があるのか




文章を読み慣れていないと、理解する力がおとろえていく。
スマホで見るLINEやXなどは限られた語彙ごいと話し言葉が多いので、どうしても語彙がかたよる。


すると、テストで問題に向き合う時、何を問われているのか分からない、問われていることを勘違いしてしまい、テストの点数が下がってしまう。


テストは学生とって重要な問題だ。


問題文で問われていることが分からない。
問題文の意味が分からない。


それで限りある解答時間を費やしていては、通知表にも響く。


社会人では、資料作成を頼まれることもあるだろう。


文章を作成するためには単語、文章の意味を正確に理解し、文を組み立てる力が必要になる。


主語と述語の関係、この修飾語はどの単語にかかっているのか。


それらを意識し、なるべく意図を理解してもらう資料づくりが求められる。


ひな形があるから心配ないと言われるかもしれないが、必ずしもひな形があるとは言えないので、相手に伝わる文章を作れるようになった方が重宝されると思われる。


契約関係や利用規約などに出くわす場面では、書かれていることの意味が分からないなんてこともあるだろう。難しい単語や言い回しがあるので分からないこともあるだろう。

そこはお問い合わせ等で聞けば、解決できるかもしれないが、そういう契約関係の話を理解せず、トラブルに発展するケースもある。

契約に関しては、弁護士などがネット上で解説している場合もあるし、ネットでも載っている場合があるので、検索してみるのも手だろう。
ただし、これは言うまでもないかもしれないが、ガセも多いので気をつけた方がいい。


文章を読み慣れている人は理解するのも早いし、ストレスも少なく満足できる社会生活を送れる可能性が高い。



昨今のSNSでの炎上も、読解力が関係していると指摘する人も多い。


ただ、SNS(まあメディア自体がそうなのだが)は珍しい人が注目されやすいし、それを支持する設計になっている点に留意りゅういする必要がある。


発信する側、受け取る側。双方に言えるが、言葉足らず、勘違い、思い込みによって、批判している、されていることもあるようだ。


特に文字数制限のあるSNSではこういったことが多い傾向にあるらしい。


話を聞く際、情報を整理し、何が事実で、何が推測または憶測かを仕分けする力が求められている。


それができないと、的外れな批判をしてしまい、かえってトラブルになることもある。


まずは冷静に情報を読み解くことから、騒がれている話を咀嚼そしゃくした方がいいだろう。


読解力の低下を防ぐには?




これは私の個人的見解だが、読解力の低下、または読解力が低くなってしまっているのは、子供ではなく、大人だと思っている。


少なくとも子供は学校に行っている子が多く、本を読む機会に恵まれている。


たくさんの文書を処理せざるを得ない状況にあるため、読解力は低下しにくいのではないだろうか。


ただし、大人は違う。


大人は画一的に勉強しているわけではない。


文書に触れる機会の多い少ないは、仕事によって異なる。


そうすると、書き言葉を使う頻度ひんどに差が生まれ、使わなくなった言葉は頭にすら浮かんでこなくなる。


文書を書かなければならない時、適切な言葉が思いつかない場面が増えてきたのであれば、黄色信号が灯っているかもしれない。


文章を読む習慣のあったスマホのない時代は読解力が衰えづらかった。だからこそ、本を読むのはとても貴重で有益だと思う。


よく、新聞や本を読まなくなったから読解力が低下したと言われるが、個人的には本を読むだけでは読解力は上がらないと思っている。


本を読んでいると、知らない言葉にも出くわすが、普段使わないが読める言葉に触れることもある。


普段使わない言葉に触れておくと頭に残り、無意識に記憶できる。


そういった意味で、読解力の低下を防げるとは思う。


だが、本や新聞は読むものであって、基本的にアウトプットがない。
本当に理解できるかどうかの確認作業がされないため、読解力低下防止につながらない。


何かを読み、それについて要約する機会や説明する機会がないと、読解力の低下は避けられないだろう。


読解力を上げるには




読解力を上げるには、まず自分がどれだけ読解力があるかを認識する必要がある。


読解力を計るサイトは簡単に調べられるので、ご自身で調べてみてほしい。


読解力が低下している人の特徴は、単語ばかりに着目し、述語、助詞を意識していないからではないかと言われている。


英語の授業を受けると、能動態、受動態を意識するよう学ぶ。


日本語にも受動態の文法と能動態の文法がある。


受動態では、「らる」、「られる」が述語で使われる。


受動態か、能動態かでは、まったく意味が変わってしまうので、注意して読んでいく必要がある。


また、5W1Hが重要だ、とたまに目にする人も多いだろう。


5W1Hとは、who「誰が」、what「何を」、when「いつ」、where「どこで」、why「なぜ」、How「どのように」の英単語の頭文字を取った文章を作成、読む際に意識すべき技法である。


では、例題を使い、当てはめてみる。


本ブログの記事の冒頭。


 日本の読解力の低下を嘆く論調はたびたび見られる。

who    : 

what   : 読解力の低下を嘆く論調

when  : 

where : 日本

why    : 

How   : たびたび見られる


このように1文だけでは分からないところがある。


ここから何を書けばいいか、分かりやすくなったのではないだろうか。


もう1つ読解力を上げるためには、「てにをは」を意識してみるといい。


私も「てにをは」を間違えていることが多々ある。


「てにをは」とは助詞のことである。


先ほどの冒頭文を例にすると、


『日本読解力低下嘆く論調たびたび見られる。』


が助詞にあたる。


助詞は少し間違えても、なんとなく意味が通じてしまうケースがあるので気づきにくい。


そのため、wordなどの文章作成には校正機能がついている。だが、校正機能も完璧ではないので、しっかりチェックしてから相手に見せるようにした方がいい。


国語の授業で音読することがあると思うが、校正する時も音読するといいとアドバイスされる方がいる。


理由としては、音読するとおかしなところがよく分かるからだ。


読みにくいところや助詞に違和感がある、などに気づきやすくなるそうだ。


もし音読はちょっとと思うのであれば、読み上げ機能を使うといい。


wordにもあるはずなので、探してみてほしい。




文章を読めることと読解力があることはまったく異なる。


たいていの人は、文章を読める。


日本の識字率90パーセント以上だが、文章を理解できているかどうかは別だ。


文章を理解できているかどうか確かめるには、前述したように読解力テストなるもので確かめてもらうか、要約する癖をつけた方がいいかもしれない。


読解力の重要性は語り尽くした。


昨今、学び直しを推進する動きもある。


本来、学び直しとは仕事に使うスキル習得に使われると思うが、読解力の低下を防ぐために学び直すのも学び直しにあたると個人的には思う。


読解力は誰もが義務教育で身につけるものだからと、学び直しをしたくない気持ちも分からなくはないが、読解力は基本的な能力に関わるので、身につけておいて損はない。


基礎が大事と、他分野でも言われる通り、読解力を鍛えれば、様々なことで生かせるのは間違いない。


配信動画で国語の授業をされていることもあると思うので、そちらで一から学ぶといいだろう。



いかがだっただろうか。


ぼっちは他者とコミュニケーションを取る機会が減っていくので、なかなか自身の読解力に気づけない可能性がある。


日常生活に支障はないし、コミュニケーションを取ろうと思わないので、読解力を鍛える意味がないと思われるかもしれないが、ネット上ではテキストベースで会話する機会もあるだろう。


その時、必ず読解力が試されてしまう。


伝えるにせよ、読み取るにせよ、読解力は必須なので、相手に伝わるくらいの読解力は持ち合わせておいた方がよいだろう。


これは私にも言えるし、間違っていることもあるので、気をつけていきたいと思う。


読解力を上げると、いいことづくしなので、人間関係をよくしたいなら、読解力を上げるという手もあるだろう。


また、トラブル回避にもするかもしれない。


前述でSNSの炎上にも触れたが、あらゆる諸問題について、冷静に本質を捉える力が身につくし、いたずらに共感しない癖も身につく。


諸問題を語る人々の話を理解できるようになる。


こういう時、言っていることは客観的に理解できるが、共感しないということはよくある。


このように多角的に物事を分析できるようになると、今まで感じている生きづらさも緩和される可能性がある。


ここで読解力を上げるために意識すべき点をもう一度挙げていく。

  • 5W1Hを意識する。
  • 「てにをは」助詞に気をつける。
  • 主語、述語を意識する。
  • 能動態か、受動態か、注意する。
  • アウトプットする機会(読解力テストを受ける。話の要約をする)をつくる。



今回は読解力低下を取り上げた。


不安を煽るような話をしたが、根を詰めすぎてストレスを溜めてしまうようでは本末転倒だ。


ほどほどに学んで読解力の低下を防ぐ取り組みをしてみよう。







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目次






現在、世間を騒がせているものは基本的にSNSが始まりらしい。

SNSは誰もが扱える便利なものである。

だが、便利がゆえに危険性をはらんでいる。

距離と時間の制約にとらわれず、世界中の誰とでもつながれる。

逆にいえば、距離と時間の制約にとらわれず、世界中の誰とでもつながってしまうのだ。

もし、異世界の人間、または、いにしえの時代から見れば便利だとは思うが、少し怖いと思っても不思議ではない。

そう。例えば、位置情報共有アプリを使う若い世代を見る大人の感覚に近いのかもしれない。



SNSのメリットとデメリット




共有できる便利さと有益さは言わずもがな。

災害時の連絡手段、リアルタイムでの有益な情報と体験の共有、疑問の答えの参考値。

メリットはこんなところだろうか。

ただ、負の側面もある。

ここ最近の話題は、不必要な言動をしたためにいろんなもの失ってしまう人たちが目立つ。

SNSは誰でも意見を多くの人に共有できるが、共有できてしまうのも考えもの。

自分の考えを言うのは悪いことではないが、必要のない波乱を巻き起こすこともないのにな、とも思う。

それが狙ってのことなら、本人の想定内の話なので本人の問題でいいと思う。

ただ、リスクの計算もせずに投稿すると痛い目を見るのを何度も見てきた。

そういうのを何度も見てきて思うのは、感情の波を起こしやすい話は慎重に言葉を選ぶ

また、時として真意を心に口を閉ざすのも、手としてアリなのかもしれないと思った。

まさに口は災いのもと。

ま、正確には口ではなく、指だが……。

SNSで気をつけることは炎上だけではない。

現在、夏休み真っ只中、という人も多いだろう。

なら、SNSにお出かけ先で撮った写真を載せる人もいると思う。

もしそうなら、一旦載せるのを待った方がいいかもしれない。

よく写真を載せている人は、自身の部屋や自宅近辺の写真を投稿していることだろう。

そういった写真から自宅を特定できてしまう可能性がある。

部屋の間取りは物件情報に載っているし、近辺の情報も様々なものから得られてしまう。

そういう人のアカウントがリアルタイムで出かけている投稿をし、帰ってくるのに時間がかかることが予想されるのであれば、空き巣の被害に遭う可能性が高まる。

もし、お出かけ先の写真を投稿する場合は、リアルタイムは避けた方がいいかもしれない

最近のスマホのカメラは性能がいいので、人の瞳に映る周囲のものや人を捉えることもできてしまう。

あとは、今は位置情報が画像に付与されなくなっているが、以前は写真に位置情報を記録して投稿されていて、それが原因でトラブルになったなんて話もあったそうだ。


SNSを利用する人たちの意図は千差万別




SNSはいい面ももちろんあるが、悪用しようと思えばできてしまう。

SNS、メディア、新聞などなど、様々な情報は人々の感情に訴えかけるものであふれている。

特定の感情を喚起かんきさせることでインプレッション数を稼ぐことを目的にしている人、
また、自身の自己顕示欲を満たしたいために感情をあおる人、
自分のルールに従わせたい人など、様々な人がSNSを利用している。




昨今はテクノロジーの発展が目覚ましいので、SNSで起こるトラブルの対策のため、仕様変更がなされているが、すべての解決できないのが現実。


私たちはSNSにおける様々なリスクを認識し、備えておけば、より快適なSNSの利用ができるかもしれない。

なにはともあれ、トラブルは回避したい。





SNSにかかわる話をこちらでもしております。








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 物騒なタイトル、ご容赦いただきたい。
 なぜ、こんな記事を書いたかと申しますと、みなさんも耳にしていると思われるMeta社に関する広告に関して、有名な方々がとても困っているという件。詐欺広告に使われて様々な方面で物議をかもしている。
 今回はある種、自分も気をつけなきゃいけないなと思い、自戒も含め、取り上げることにした。

 4月に入り、新生活を始めた方が多くなるこの時期、もっとも気をつけなきゃいけないのが詐欺。
 詐欺と言えば、有名なのがオレオレ詐欺。
 最近はあまり聞かなくなったが、時勢に合わせたもの、例えば、コロナ関連や新NISAなど、いろんな人が一度は関心を寄せるであろう話を織り交ぜて、近寄ってくるケースはよくある。

 また、若い方にも詐欺師は近寄ってくる。

 若い方は起業や収入に関する詐欺が多いという話をよく聞いている。

 一番気をつけた方がいいのが、直接来るパターンよりもネットを介した詐欺の方じゃないかと思う。

 詐欺も巧妙になってきていて、特にSNSではうまい話がよくある。
 典型的なもので言うとスパムになる。
 私もこのブログの宣伝でX(旧twitter)を利用しているが、X(旧twitter)のDM(ダイレクトメール)にはたまにスパムメールが送られてきている。

 スパムメールのほとんどは外国から送られてきているであろう文章になっていて、非常にわかりやすい。だいたい同じ文章構成で、おそらくマニュアルがあるんだと思う。

 そういうのであればまだいいが、昨今の技術は目覚ましく、特にAIによる画像生成や文章生成は詐欺に使われる可能性が高く、おそらくMeta社の詐欺に使われている広告もこの部類に入るのではないかと考えられる。

 AIの導入でますます本物と偽物の区別がつきづらくなってきたので、今後も注意していかなければならない。

 後は、ネットに転がるおいしそうな話だ。

 これは勧誘しに来るわけではなく、広告、または投稿で宣伝しているパターンになる。
 これはMeta社の詐欺広告も同じような例があるらしい。

 様々なジャンルでこういうおいしそうな投稿をよく目にする。
 特に金銭が絡む話になると露骨に増える。

 このブログではアフィリエイトプログラムを利用しているが、ブログに関するノウハウ系ポストや投稿はかなりある。アフィリエイトと言うとわかりづらい方もいるかもしれないが、ざっくり言えば広告収入と解釈していただければ大丈夫。

 そういうのが関わってくると、みんな読者流入を期待しているのは当然だろう。
 そうすると、ブログのPVの増やし方の方法やノウハウ系記事、動画などなどがたくさん投稿されていく。そうした話があったりするんだが、中にはやはり怪しい話もある。

 本当の場合もあるだろうが、たまに活動実態が確認できないことがある。巧妙に隠しているが、よくよく調べてみると……といったケースはある。

 ネットの様々なサービスの性格上、興味のある話が優先されて表示される仕組みになっているので、そういう怪しい投稿も目にする機会に触れてしまう。すごく魅力的なものは引かれてしまうかもしれないが、一度冷静になって調べる癖をつけてほしいと思う。
 私も初心を忘れず、心掛けていきたい。


 さて、今回は詐欺に関して、取り上げさせていただいた。
 これを取り上げるのは少し悩んだが、ぼっち、おひとりさまは情報にあずかれる機会がそうじゃない人に比べて少なくなってしまいがちなので、有用なんじゃないかと思い、取り上げさせたもらった。

 先にも述べたが、高齢者だけでなく、若い方も被害に遭うケースは少なくない。
 もし、相談できる人がいるのであれば、迷わず相談した方がいいと思う。
 詐欺かどうかわからないと思ったら、聞いてみるのもアリだろう。

 大学生の頃、私の同期生の友人(今は連絡を取ってない。元気かね?)が
「このメール、どうすればいい?」と聞いてきた。
 覗いてみると、


○○の月額料金〇月分のお支払いが未納です。

 〇〇年〇月〇日にお支払いいただけない場合は、法的措置を取ります。
 
 お支払い金額〇〇万円

 みたいなメールだった。

 友人に聞いたところ、登録した覚えはないとのことだったので、無視でいいと伝えておいた。

 その頃はそういうメールが来る時代だった。
 当時もかなり知っている人が多い印象だったので、友人が知らなかったことに驚いた。
 
 聞くのが恥ずかしいとか、こんなことを聞くのは迷惑かもしれない、みたいに遠慮してしまうこともあるかもしれない。そういう場合は聞けるところを複数見つけておくのもいいだろう。
 ちょっとずつ頼るようにすれば、聞きやすくなるかもしれない。







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 新生活を始めて2週間がたった。
 まだ慣れない。

 ぼっちなのはいいんだが、新しい環境に慣れるのは簡単じゃない。
 いろいろと考えることが多いので何かと大変。
 フリーランスでやっていくのは初めての経験だから、手探り状態だ。
 けど、頑張ろうって気になる。
 雇われの身だった時は、いかにやらなければならないことだけやって給料もらうかにてっしていた。頑張ったところで給料上がるなんてことはなかったから。

 今の生き方の方が自分的にはしょうに合っていると思う。
 ひとりで何かをするのはいつものことで、日常的にやっていることだ。

 今の生活が楽だし、ストレスもほとんどない。
 だが、集団で生活することで文明を発達させてきた人間である以上、ぼっちであろうとすべてひとりでやっていくことは不可能だ。多少なりとも人と協力していく必要がある。

 ギブアンドテイクで済む話なら早いが、綺麗な解決にならないこともある。
 それゆえ、ストレスを溜めこんでしまうケースもあるので、油断大敵だ。

 私のようなぼっちにとって、その最たるものが集団だ。
 社会や大衆、世論という大きな意思が時に窮屈さを感じる。
 たぶん、今まさにその窮屈さを感じているのがSNSだ。

 ブログを始めると決めてから、やっぱり外せなかったのはSNSだった。
 SNSの拡散力や拡散媒体ツールとして、欠かせなかった。
 けど、他の閲覧には注意したいと思っている。

 処罰感情を誘引するために過剰なあおり文句、わざと敵を作ってインプ稼ぎのSNSに、ちょっと疲れる。今に始まったことじゃないけど、最近は拍車がかかった気がする

 これはテレビや新聞、雑誌から派生したものだろう。これはおかしいと指摘することは確かに必要だけど、誤った行為を指摘し、改善案を提示するのではなく、蔑称べっしょう侮蔑ぶべつのボキャブラリーで気を引くことに力を注いで、極めているのが露骨だと冷めてしまう。

 これがSNSという誰もが情報を発信する媒体として機能できるようになったがために、代用メディアとしてのポジションを確立している構図になっている感じがある。

 しかし、各個人メディア(SNSなど)はどのようにしてその情報の裏取りをしたのか、情報元はどこか、何を根拠に情報の正確性を保証しているのか提示していないケースが散見される。
 この媒体者の言っていることはすべて正しいんだしか言わない主張を見ると、へぇーとしか思わなくなる。

 名探偵コナンみたいに謎が解ける情報がすべて目の前にそろうなんて、都合のいいお膳立てでもなければそんなことは起こらないだろう。しかも目の前にそろえる役者が情報を加工しない保証もない。その前提でテレビや雑誌、新聞、SNSを見ることを強いられる。
 自身で調べることで思案しあんする材料になるが、調べたものが必ずしも正確性のある情報ではない。SNSだけを使って、調べたというミッションをこなした気分にならないよう気をつけたいと思っている。

 ただ、コロナでもあったが、コロナの状況を追うのに疲れて嫌になることもある。そんな時は、この世にある情報の半分くらいは嘘があるとして、情報を見ている。たとえ、権威性の高い媒体が発していたとしても。

 また上記でも挙げたように、この媒体だから正しいというのは論理的ではないので、発信元の内容の半分くらいは嘘として、見るようにしている。
 この論理に従うのであれば、この記事の半分も嘘として見る必要がある。ストレスを軽減するには、大雑把に情報を処理する方がいいと思うようになった。

 あくまでストレスを溜め込まない私なりの情報社会との付き合い方なので、参考程度に受け止めてほしい。
 ぼっちと自称する私だが、なんだかんだでSNSというつながるためのツールを使っているわけで、それはひとえに承認欲求があるからにほかならない。承認欲求は満たしたいけど、近すぎない距離感で承認されたい。やれやれ、わがままであると我ながら思う。

 それぞれに適度だと思っている人との距離感があって、私はあまり近くない距離がいいんだが、相手はもっと近くに来ようとする。
 私が人付き合いが苦手なのは、この距離感が必ずしも同じではないからだと思う。ひとりひとり違っていいんだが、私は距離感がある程度あった方がちょうどいい。

 それ以外の距離感は得意ではないけど、楽しい時もある。たまにくらいの頻度が精神的に疲れない。自分が心地いい距離感、ストレスが少ない距離感を知っておくと、ぼっちは生きやすいかもしれない。

 これは社会や大衆という大きな意思にも通じると、しみじみ感じる。
 なので、SNSやテレビなどのメディアとの距離感もあまり近すぎないようにしていきたい。

 今回は自戒じかいも含め、なるべくストレスを溜めないぼっち処世術しょせじゅつ(我流)をお話しました。

 今日のお話はこれまで。
 お仕事おつかれさまです。
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