巷にあふれる性格診断。
聞き馴染みのある血液型による性格類型診断。
少しマニアックなのでいくと、軽く握られた手の上に「顎を載せてください」と言われた際に取る行動によって診断するSM診断、手相診断などなど。
なんとなく説得力のありそうなものから、うさんくさそうなもの、根拠は薄そうなものの、楽しめそうなものまで。
自分を知る診断系の話は何年も残り続けている。
どれだけ科学や文明が発展しても、自分を知りたいと欲求は潰えないということだろう。
今回は、最近よく見かけるMBTI診断をやってみた。
※こちらは公式のMBTIとはなんら関係はありません。
※より正確な情報をお求めの際は、一般社団法人、日本MBTI協会のホームぺージをご覧ください。
MBTI診断とは
MBTI診断とは、ユングのタイプ論をもとにして、心の機能と態度の側面から16の性格タイプに分類し、それぞれの強み、特徴、課題を知り、人との違いを認識して、個人の成長と人間関係づくりに役立てることを主な目的として作られた性格検査。
ユング(故)は、スイスの心理学者で、「集合的無意識」などで知られる分析心理学に貢献した人物。また、ユングはタイプ論という、性格類型理論を提唱している。
MBTI診断は、ネットでも受けられるようだ。
いくつかの質問に答えるだけで、自分がどんなタイプかを教えてくれる。
無料診断を提供しているものをいくつかやってみたが、私はINTP-A、研究者、学者タイプらしい。
ただ、巷で流行っているMBTI診断だが、実際には正しくない可能性がある。
ネット上で診断できるMBTIは、正確じゃない可能性が高い
MBTIの歴史は古く、MBTIが開発されたのは1962年。アメリカの親子によって研究開発された自己理解ツール。
この検査は昔からあり、そもそもタイプで分けることを目的にしていない。
一般社団法人日本MBTI協会によると、
回答した個人一人ひとりが、自分の心を理解するための座標軸として用いることを最大の目的にしています。
日本MBTI協会は、ネット上で散見されるMBTIを称する診断があることを知っているが、似て非なるものであると、ホームページで見解を示している。
そうなると、INTP-Aというタイプすら怪しく見えてくる。
また、診断結果に著名人の名前が出てくることがあるが、実際には診断していないのにもかかわらず、そのタイプであるかのように本人の許可を得ずに載せている可能性がある。
さらに、このMBTI検査は、ネットで質問に答えればわかるようなものではない。
資格を持った人物が必ず対面で行うことが倫理規定で定められている。
つまり、私たちが普段見聞きしているMBTI診断は、まったく当てにならない可能性がある。
MBTIは、自身の軸を知るためのものであり、心の成熟と異なる人間との許容度を高めるメソッドであるそうだ。
検査によって得られた結果ではなく、検査をしていくうえで自己を理解するという過程に重きを置いている。
様々な診断ツールは類型化されがちだが、類型化のデメリットは決めつけられてしまう点にある。
先ほど挙げた血液型診断で、よく聞いたことがあると思う。
私はB型ですと言うと、周囲からよくない反応をもらった経験をした方がいるんじゃないだろうか?
コミュニティ内で決めつけられたことで、過剰な心理的ストレスを抱える場合もあるそうだ。
しかし、血液型診断は科学的根拠がなく、当てはまらないこともしばしば。
いたずらに改変、編集されて、流行ったものであることが知られてしまった。
これにより、タイプに当てはめて人を判断する思考が強くなり、非難する道具に変わってしまう。
タイプ論は早見表のようにわかりやすいが、色眼鏡でその人を判断してしまう危うさがある。
それは個人を理解するうえで障壁になり、かえって人間関係を悪化に導く。
性格検査で重要なのは・・・
今後も様々な性格診断や性格検査が出てくると思うが、そうしたツールで一番大事なのは、
自身のタイプを当てはめることではなく、設定された性格タイプと自分の心との差異、違和感に目を向けることであったり、
自身と同じ性格傾向を持つ者の行動と意図、または、無意識下にある本音など、多角的に分析してみることが重要ではないかと思われる。
そうすることで、言語化できなかった自分の心が可視化され、自分を知ることができるのではないだろうか?
もし、見えていなかった自分を知れば、今まで思い悩んできたことが解決し、新たな人生の道しるべになるやもしれない。
タイプ論はメディアでよく持てはやされるが、実際には根拠のないものがほとんど。
実際に個人を深く知ろうと思えば、時間と手間がかかるもの。
もし性格診断なるものが出てきた時は、単なる娯楽として認識した方が惑わされなくていいと思う。
ただ、自分を知ろうとする心は、大切にしていい。
向上心を持って、前に進んでいこう。
自己理解に役立つ話をしている記事はこちらになります。
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では、今日はこれまで。
みなさん、おつかれさまです。
みんな頑張った。
ここはぼっち族の休憩所。
お話はまたの機会に。